2015-01-01から1年間の記事一覧

元うつ患者が猟銃の免許申請

以前より周囲と問題を起こしては、体調不良や抑うつを訴えて通院していた元患者Sさん♂32才(2012 4.18にも登場)が、今度は「猟銃が欲しい」と警察に申請したらしい。「うつは治ったし今は薬も飲んでないから問題ないはずだ」と本人が主張する。警察は「また…

内海聡を読んだ

読んでみてビックリ。こんな本が売れてるんだから世も末だ。著者本人は否定しているけど、サイエントロジーの受け売りでしょうね。サイエンはアメリカでは結構勢いがあるらしい。医者は非科学的な事は言えないが、サイエンは自称宗教で、だから、何を言って…

過激派と穏健派は分かれない

イスラム穏健派と過激派を分けて、穏健派とは仲良くしよう、という穏健な主張がある。でも、「分割して統治せよ」は悪しき植民地主義の遺物でしょう。「文明の衝突」のサムエルハンチントンの言うように、宗教は穏健派と過激派に分けられるものではない。イ…

認知症老人は危険

去年、認知症老人が電車に飛び込んだ事故に関連し、患者を轢いた側のJR東海が、患者の家族に対して、患者の監視不十分として損害賠償を請求する裁判を起こしたのがきっかけで、認知症患者の起こす事故の責任がどこにあるか、マスコミで問題になった。当時マ…

またサイコパス

去年の佐世保の16歳♀に続いて(2014 8 2のブログ)、今度は名古屋の19歳♀。「人を殺してみたい」と公言し、動物を虐待し、なたや毒薬を持ち歩いていた人が、宗教の勧誘に来た人をなたで殴り、紐で首を絞めて殺したらしい。警察は精神鑑定するようであるが、こ…

認知症の早期発見キャンペーンはムリ筋

WHOや厚生労働省がする「○○の一つ覚え」のうちの一つが、病気の早期発見だ。昔、伝染病で上手く行ったことは認めるが、こと精神科では今までは全滅だった(精神遅滞、ADHD、自閉症、登校拒否、うつ病、PTSD、統合失調症等)。現場は誤診や誤治療で混乱し、実…

精神病患者の脱・施設化は失敗

某新聞に又精神病患者の脱・施設の記事が載っていた。イタリアの様に病院を閉鎖して、地域の受け皿は臨機応変に、という御気楽な論調であったが、最近OECDの手先が日本に来ていたから、記者がお先棒を担いだのだろう。でも、まともな精神科医でこのイタリア…

人間の淘汰が始まった

世界中で殺し合いが始まった。中国でのウイグル人の暴動で始まって、イスラム国での首切り、アメリカでの強盗黒人の射殺、アフリカの学校での自爆テロ、で今度はフランスのマホメットの風刺画家と警察官殺害事件だ。殺人は本能か教育か? デーヴ・グロスマン…

エーザイさんの野望

年末医局でエーザイさんの薬の説明会があった。いつものMRさんが誇らしげに、今迄アルツハイマー病の適応の有ったアリセプトにレビー小体型認知症にも適応が拡大された、と宣伝していた。昼のお弁当がエライ美味しいと思っていたが、やはり大分怪しい雰囲気…