アメリカの認知症者の介護問題

 アメリカの認知症者は現在530万。全て自己責任のお国柄アメリカ。国民保険がようやく出来たと思ったら、それも元に戻ってしまった。そのアメリカでは国の主催する介護保険などは当然ない。で、ナーシングホームはまるめで、年800万位かかるらしい。メディケイドには色んなサービスがあるらしいが、貧乏でないと入れない。で、財産を隠してメディケイドに申請する不正行為が氾濫しているらしい。でも、アメリカでは不正(アンフェア)は通用しない。となると、出番は弁護士だ。カリフォルニアの弁護士はみな、「全ての財産を他人の名義にして、5年後にメディケイドに申請すれば受理間違いなし」とやっている、という話がある雑誌に載っていた。これは不正にはならないにしても、眉唾だ。認知症発症5年前にそれを予知することなど出来はしないハズだ。多分、「後見人を私にすれば・・」という話が後に続くのだろうね。アメリカでも日本でも老人は金持ちが多い。その金にたかるのは、日本では福祉屋さんで、アメリカでは弁護士さん、という落ちなのだと思いますヨ。