米軍退役軍人の自殺の原因

 ここ10年くらいの重大な問題の結論が出た様子。心理学的剖検とやらにお金と時間をつぎ込んで、遺族の不安を掻き立てて、アメリカの臨床心理学の専門家(あくまで自称)達の出した最新・最終の結論は、ーベテランの自殺のハイリスクは「もともとの素因」ーというモノだった。自殺者は既に入隊前に自殺企図の既往や精神症状の既往があり、日常の生活に不満が多く、戦場でひと旗あげて目立とうと軍に入った人達であった、ということらしい。何の事はない、元からメンタルヘルスに問題のあるやつが除隊後、さらに問題を起こすようになっただけだというのだ。こんなくだらない、ばかげた結論は、いったいどうした訳なのだ。精神医学、心理学の無力、ということなのか?武器商人達の為に、アフガンやイラクに貧乏人を殺しに行ったのは、確かにバカげたことだったけど。なんだかキツネにつままれた見たいな幕引きで、開いた口がふさがらない。でも、日本の新聞やブログには何も出てないから、僕の読み間違いかもしれないけど。。。でも、数年前から、退役軍人で自殺する人は戦場の悲惨さなどとは直接な因果関係はないらしいことは明らかなデータが出てたから、まあ、素質の問題とするしかなかったのかもしれない。それにしても、こんな結論で、遺族はよく黙っているものだ。この「遺族が黙っている」所にこの結論の真実性が出ている、と言えるのかも知れない。PTSD戦傷者勲章の対象にもなってないしね。訴訟好きのアメリカで、「自殺はブッシュの責任だ」と裁判を起こす人が誰もいないのはそういうわけなのか?安全地帯のシェルターに籠ってるだけの我が自衛隊でも、自殺者はいたよね。自殺者の魂は靖国入れてくれるのかしらん?