大学教授はエライ?!

 軽うつで引きこもりで10年のK君35歳。父親が定年になり、「障害年金」の相談があった。軽うつなので微妙と思ったが、「申請するだけしてみてくれ」というのでしてみた。結果非該当とされたが、その理由がなんと「彼はうつ病ではない」とT先生が判断した、とのこと。このT先生は某大学で基礎研究をして、その後保健所に出向した非臨床医。「主治医の診断を否定するとは仁義に欠ける、僕もよっぽど舐められた」と、これには「怒らない」と決めたハズの僕も切れて抗議したが、T医師も顔に似合わず頑固で譲らない。で、「Tの野郎にヒト泡吹かせたい」と考えた次の手が、彼の元医局の教授への直訴。今迄の状況を踏まえ、教授に再申請して貰う事にした。で、1年後見事に年金をゲットした。それも1級。K君と父親は大喜びであったが、申請書のコピーを見てビックリ。何と、診断は「重度の自閉症」。これは、T先生に配慮したのか僕をコケにしたのか? 余りのどんでん返しに開いた口が塞がらない気持ちが今も続いているので有ります。まあ、患者が喜んでくれればそれで良いとすべきなんでしょうけどね。<自閉症>、今某大学方面で流行りのようです。