紙パンツ殺人事件?

 去年の話。徘徊転倒予防で保護室にいた認知症患者さんが自分の履いてた紙パンツ食べて、誤嚥して窒息死した。まだ心臓は動いている時に外科医が駆け付けたけど、唾液吸って硬くなった紙パンツは結局全部は取り出せなかった。警察は病院の過失を認めず、遺族も不服を申し立てる様な事はなく、一件落着した。調べたら、紙パンツ誤嚥事故は少なくないみたいで、裁判で施設の過失を認定された例もある。しかし、問題は、このケースは発見は速かったのに救命出来なかったことである。当直の看護師は、「直前まで誤嚥苦しむ風はなく、急に動かなくなったので、眠ったのかと確認しに行ったら、息が止まっていた」と言う。また、外科医は、「あんなに取り出しにくい物は初めてだ」と言っていた。<静かに息を止め、誤嚥後も取り出しにくい紙パンツ> ・・・これは紙パンツ屋さんの製造責任もありそうだぞ!