薬屋さんの宣伝

 今日は大塚のエビリファイの薬の説明会。MRは「この薬は副作用は少なく効果は高い」とおっしゃる。サービスの弁当を食べながらだと、つい聞き流してしまうが、後で考えるに、それは多分誇大宣伝なのだ。←のグラフに公表された副作用の率と効果の率を示したが、エビリファイは、副作用ではモルヒネなみで、効果はプロペシア(増毛剤)なみでしかない。医者の常識で言えば、副作用が少ないは数%で、効果が高いは7割位ではないだろうか。つまり、エビリファイパキシルも常識的には副作用は多く、効果はイマイチの薬なのだ。最近の薬屋さんの誇大広告は目に余る。何でも病気扱いにして、不安を煽って早期発見早期治療を訴える。新興宗教の勧誘と同じ手口だネ。
 世界での一番のトンデモはマティアス・ラス医師だ。「エイズにビタミンCが効く」と無知な南アメリカ政治屋さんたちに取り入り、騙された政府が「エイズは西洋国家の陰謀だ、エイズと言われている患者は実はビタミン不足なのだ」とキャンペーンをはじめ、お陰で南アメリカエイズ大国になってしまったのだ。でも、何故かこの人は責任を追及されない。多分、もっと怪しい宣伝が幾らでもあるからなんでしょうね。