人道支援て何?

 最近、国際ニュースから目が離せない。「国連が仲介し、イエメンの停戦が発効し、その間にユニセフが支援物質を配布した」と記事が出た。国連加盟国同士が紛争を始めた場合、人道支援の名の元に国連が紛争地へ食糧等を届けることは常態化している。確か、日本の敗戦後に、全学校に牛乳を配布したのもユニセフだった。そのユニセフを感謝する日本人も多いが、「支援などするから紛争が終わらない」という意見も多い。実際、支援を受けるアフリカや中東の難民地区からは新しいゲリラが育ち、紛争解決はかえって遠のいているように見える。北朝鮮が支援を受け入れなかった時期があったが、その時に餓死者が増えたと言う話はついぞ聞かない。国連の人道支援本当に役に立っているのだろうか?? ここまで書いた時、支援物質配布中のユニセフが過激派に襲われた、との記事が出た。やっぱりね。安易に人助けなど出来るものではないのだ。安倍首相が「人道支援」と言ったらイスラム国で2人の日本人の首が飛んだし。
 その記事の隣に「リビアから密航中の船中で、キリスト教徒12人を海へ突き落したとしてイスラム教徒15人が逮捕された」との記事があったけど、この突き落としたイスラム教徒を助けるのも、人道支援らしい。アホらしいなんて言っちゃいけないけど…