白＞黄＞アラブ？

　僕は西洋コンプレックスだ。科学にしても、基本的人権にしても、民主主義にしても、日本のはどうも怪しい。神風特攻隊や切腹など、どうも日本人は縄文時代からの原始的な、非啓蒙的なものを引きずっている。丁度、今の北朝鮮のように。江戸時代、南蛮渡来の地球儀を前に本居宣長先生が「日本は神様が最初に地球に降り立った所だから、外国より偉い」と威張って見せたらしいけど、当時からすでに上田秋声などコスモポリタンは、本居のその非論理的な優越感を批判しているが、世論は昔も今も、圧倒的に本居支持である。結局その非論理的な優越感で世界を相手に戦争を始め、負けても反省もしない。
「基本的人権だの民主主義だの、所詮建前だ」、と解釈して見せる輩もいて、今回のミズリー州の暴動を見ても中国のウイグル人のものと変わりないし、イスラム国で米人ジャーナリストの首を切った男がイギリス国籍だ、なんて話も確かに情けない。西洋人は口が上手なだけなのかも知れない、とも思う時もある。でも例えば「大東亜戦争で、こっちは手当なしの特攻攻撃なのに、向こうは兵士も労働者としての基本的な権利は保障されていて、基本的には1日8時間労働で残業手当もでた」なんて話を聞くと、さもありなん、と思ってしまう（真偽不明ですが）。原爆も日本は持ってなくて良かったね、と思ってしまう。ちなみに精神医学だって、日本オリジナルなものは何にもない。…どうも僕は日本人第2種白人論だ。冴えないけど、しょうがない。米国の占領政策の成功例なのかしらん？で、失敗例がイスラム国？