近所の電気屋に注意!

 長期入院中の僕の患者のお母さん75歳が数年前から呆け出した。後見人をつけようと言う話が出たけど、近所の親戚が「自分が面倒見るから」、と言って、市の包括センターはその親戚に任せる事になった。その半年後、倉庫に冷蔵庫が5台、テレビが5台が置いてあるのが発覚し、近所の電気屋が3か月毎に新しいのを付け替えていた事が分かった。本人が「自分が希望した」と言い張るので、その事件はウヤムヤになったが、「その近所の親戚の家のテレビ、冷蔵庫も最近新品になっている」という密告があったのを僕は知っている。市の包括センターは「地域の皆さまを信用しなくては」と未だに後見人をつけないままであるが、当院は息子の通帳を預かり、当院で管理する事にした。お母さんの親戚とその電気屋は数軒離れているだけであり、僕は、これはご近所同志がつるんだ詐欺だろう、と思っている。ご近所に正義の味方はいない