精神病者の在宅支援?

 いつの間にか、精神障害者にも在宅支援というものができているらしんですが、その内容たるや、病院へのタクシー代わりだったり、掃除洗濯だったり、患者の召使いのようなことをやるらしいのであります。僕には理解不能なんだけど、どうも英米で流行の、ACT(包括地域医療)のサルマネらしいんだけど、でも、たしか、ACTって医者がチームに必要なのに、、と思ってたら、どうも、僕が、勝手にチームと一員になっているということのようで、つまり、市の福祉が患者の担当医を勝手にチームに巻き込んで始めているようなのであります。患者を強制的に処遇するときは、告知が不可欠なのに、医者を強制的に処遇するのには告知が不要のようですね。ACTは入院ぎりぎりの具合の悪い人を入院させないで地域でケアしましょうっていうものだと思っていたら、日本のは、安定した症状の人のワガママを聞いてあげるシステムになっているようですナ。だいたい、訪問する人は、医者や看護師でなくて、ヘルパー(つまり無資格?)なんだそうで、何だか変てこな話なんですけどね。その在宅支援の申請書を書くのが医者の唯一のノルマなのだけど、これが、拒否出来ないのです。「何でも良いから書いてくれ」と言うのです。先日書いたのは、当院付属の地域支援センターに通っている人で、別の人が通院にヘルパーを使っているのを聞き及んで、では私も、と申請したらしいんですね。身体障害者の通院援助ってのは良く分かるけど、精神障害者では、これはどうなんでしょうかね。自立を妨げるだけのような気もするんですけどね。英国のソーシャルワーカーは絶対患者を載せて車を運転しない、という話も聞きますョ。その方が正解のような気がしますケドネ。日本は平和ってことで済ませるんですかネ。