佐世保殺人事件

 佐世保の高校生の殺人事件の話題がネット上に氾濫しはじめた。ネット上の精神科医の意見の大半は、「彼女はサイコパスだから、医療ではどうしようもない」、のようであるが、僕も同意見だ。数か月前に診察して児相に相談した精神科医の行為が話題になっているけど、こんな例は児相に相談してもラチはあかないでしょう。尾木ママはブログで100%予防可能と言ったらしいけど、これは根拠不明で、児相には何も出来ないハズだ。「殺人を起こしそうだから」とその人を拘禁する(保安処分)ことは、日本では不能なのだから。サイコパスは世界中何時でも何処にでも出現し、種々の猟奇的殺人事件を引き起こすことが知られていて、日本では戦前は治安維持法にその規定があったが、戦後は日本の保安処分は立ち消えになっているらしい。でも、保安処分のある英米でもサイコパスの殺人は減らないようだ。世の中にサイコパスがいるのはどうしようもない。戦争や犯罪もそうだけど、加害者の周囲を非難するだけじゃ事態は変わらない。人間が「生きる」「生き続ける」ことはサバイバルなのだから、「どうやったら被害に会わないですむか」を考えなければならないのではないか、と思う。
 サイコパスは少し付き合えば分かるハズである。だから、被害者もそれを知っていたハズなのに、どうして、、、という所がこの事件のポイントになると思いますが、どうかしら。